軍艦島 上陸作戦行動記録

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唐突ながら友人らと「そうだ九州行こう」みたいな話になりましたので、
2016/07/01に行ってまいりました。
九州に行くことになった経緯としては、友人2人と喫茶店で話していた時でした。

「どっか旅行いかね?」
「良いね」
「このメンバーで東京行ったこと無いし、秋葉原行って冷やかして帰るとか」
いいね、それ」
大洗とか行ってみたい・・(経路調べる)ちょっと遠いなー・・」
「名古屋とか」
「見るものなくね」
「あ、軍艦島とか行きたい」
「いくか?」
「いく!」

みたいな高尚な議論を経て決まったのであります。(大体こんな感じ)
だいたい、秋葉原を冷やかしに行くのが好意的に受けいれられ、
半分真面目に検討されるような連中ですからお察し下さい。

なお、熊本地震を受けた「九州ふっこう割」という交付金を使った企画が用意されましたが、
我々が企画した時にはそのようなお話はございませんでしたっていうか発売日が出発日なので、
全額自己負担なのでございます。上等じゃコラ!

みなさまはお得に行動してくださいネ!
九州ふっこう割 お知らせサイト
http://kyushu-fukkou.jp

ワタクシもルーツを九州とする人間として、是非潤って欲しいのです。

軍艦島とは

かつて長崎県 端島(はしま)の事。
その見た目が軍艦「土佐」によく似ているという事から、「軍艦島」と呼ばれるようになった。
石炭の島で、鉱夫らの家族ごと島に住まわせる事で島が一つの街を形成していた。
エネルギー革命により石炭→石油への置換えが進み閉山、住民も退去。現在の無人島へ。
日本最初の鉄筋コンクリート製の建物が朽ちた姿となっている。

・・・ってワタクシがグダグダ書くより大手サイト観たほうが良いよね。
もっと知りたい方はこちらを参照して下さい。
軍艦島コンシェルジュ
しかし軍艦「土佐」の見た目に良く似ている・・
という所がちょっと引っかかったので調べてみました。

戦艦「土佐」は旧国名が付いている事から分かる通り戦艦(加賀型3番艦)です。
未完成のまま・・・という事で知られます。
・・ってワタクシがグダグダ書くより(以下略)

以下のサイトが大変詳しく解説されています。

●軍艦島の名の元になった戦艦土佐は、同島に通った夕顔丸らに曳航され、廃船の旅に向かった
http://hayabusa-3.dreamlog.jp/archives/51312393.html

軍艦に似てるって事は当時から合ってるのでしょうけど、その由来が「土佐」とされているのは、
長崎で建造されたものの、表舞台に立てず戦艦としては悲しい経歴を持つ土佐を、
忘れないようにするための言い伝えなのかもしれませんね。(考えすぎかしら?)

それでは作戦行動・・じゃなくて旅行の流れをかいつまんで振り返ってみたいと思います。

2016/07/01 06:00 関西国際空港

ピーチ航空を利用するために第2ターミナルに集合。
梅田とかに住んでる友人らに取っては大変ですが、
関空まで電車で20分の岸和田という立地のワタクシとしては余裕でした。
が、始発が動かない事にはどうしようもないので結局一番遅く到着する事に。

07:10〜8:20 飛行機

飛行機でビューンと福岡へ。着くの早くて暇つぶし道具があまり役に立ちませんでした。
ただ強がったは良いものの、雲の上ですとインターネットから切り離されるので、
ネットジャンキーな我々としては1時間もすると禁断症状を起こしてしまいとってもツラい。
特にスマホゲーってインターネットつながってないと遊べないゲーム多いですよね。
何がインターネットはクラウドだ!

08:30〜 福岡空港〜レンタカー出発

無事に福岡空港に到着したのでレンタカーを借りて長崎に向け移動を開始しました。
今回もクルマ内でゲーム音楽を流しまくるべくiPad持参。

iPadDJ
ゲーム音楽垂れ流すぜーっ!(同乗者の方スミマセン)

なお2日間の行程で200曲くらい選曲しました。超楽しい。

10:00〜 佐賀県通過

佐賀
「ロマンシング・佐賀」って言いたいだけ違うんかと。

12:00〜 長崎港ターミナルビル到着

このターミナルから軍艦島クルーズをする事ができます。
インターネット予約していた乗船券を入手。
桟橋付近から海上自衛隊の艦船が見えたり、大きな帆船が見えたりします。

▼帆船
観光丸
観光丸っていうらしい

▼海上自衛隊の護衛艦
きりさめ
運がいいとドック入りとか建造しているところを見られます。
写真は むらさめ型4番艦『きりさめ』。

13:00〜13:40 軍艦島へ移動

強い風のなか、長崎港から軍艦島へ船で移動。
ターミナルから見えた海自の艦船に近づいたり、三菱マークの大きなクレーンが見えたり。
見どころを船内放送で解説してもらえます。
写真撮影の為に船室の外にいると風が強く潮の飛沫を被るので要注意。覚悟しましょう。

▼護衛艦 きりさめ
護衛艦きりさめ

13:40 軍艦島上陸

余りに風が強いと上陸を断念する事があるそうなのですが、
当日は幸運にも上陸する事ができました。
3つある観光用広場をガイドさんの話を聞きながら写真をパシャパシャ。
案内が終わったら直ぐに島から引揚げ、グルっと1周して帰ります。(体感2〜30分)

テレビや写真集で出ているような場所には、現在は足を踏み入れる事は出来ません。

結構撮ったので以下に紹介していきたいと思います。

▼軍艦島 全景
軍艦島 全景

▼第一広場から小中学校跡
第1広場から小中学校跡

▼島内より居住区アパート群(階段部ズーム)
居住区アパート群IMG_1084

▼島外より居住区アパート群(屋上に『端島神社』)
島外より居住区

▼島外より小中学校跡(背面)
島外より小中学校跡

▼島外より小中学校跡(中ノ島方面)
島外より小中学校跡(中ノ島方面)

上記の写真は少し小さくしたり圧縮したりしていますので、
高画質版をまとめてFlickrにAlbumとしてアップロードしています。
ご興味があればご参照下さい。

軍艦島
2016/07/01

幸運にも梅雨の真っ最中で降水確率も上がっていたにも関わらず、
雨に振られる事もなく、無事に念願の軍艦島へ上陸する事ができました。

この翌日は天候が厳しく、上陸できなかったようです。

なぜ軍艦島に強く行きたかったのかというと、
PSPで配信されていた「どこでもいっしょ」の
トロ・ステーションで軍艦島が取り上げられていたから、であります。
(2008/12/12 第765回『軍艦島オデッセイ』)
参考:http://b-note.net/datapage/mp/ts200812.shtml

閉山となり住民が退去した事にも触れられるのですが、
その時のトロの「故郷が無くなっちゃうんだね」という台詞に、
非常に重たいものを感じ、忘れられませんでした。
以来、機会があればと伺い続け8年越しに来訪する事が出来ました。

小中学校跡の屋上は数年前までは壊れていなかったそうなのですが、今は写真のとおり。
厳しい環境によって日々朽ちていく様が見て取れましたので、
行ってみたい。行きたい。」と思われた方は、
どうぞお早めに行動することをオススメする次第なのです。

おまけ

翌日、佐世保鎮守府・・じゃなくて海上自衛隊の「セイルタワー ※」を見学してきました。
(※海上自衛隊 佐世保資料館)
展示の他、ここからは佐世保に所属する艦船を観ることが出来(る場合があり)ます。

7Fの展望デッキから眺めてみると・・・

護衛艦「いずも」!?
横須賀所属の最大級の護衛艦が佐世保に!

海自OBな職員さんに聞くと、2回目くらいらしく大変レアとの事。
しかもたまたま出航するタイミングであった為、その全身をカメラに捉える事が出来ました。
(望遠レンズ使っても小さいですが、逆にミラーレスカメラでここまで出来れば御の字か)

▼護衛艦「いずも」
IMG_1171

船の後方に小さく「いずも」の標記が見られます。
ちなみに手前は高速道路なのですが、ここだけ写真下部のような塀があります。
職員さんいわく物を投げ入れられたりしないようにするためのものだそうです。
テロリストこわい><

▼護衛艦「いずも」出航
IMG_1174
向きを変えて出航。
先程は一部しか見えませんでしたが、離れる事で全身をみることが出来ました。
高画質版:https://www.flickr.com/photos/138639582@N05/27946525332/in/dateposted/

今度、佐世保には いずも型2番艦の「かが」も来るらしいです。

 

このあと、佐世保バーガー食べたり、門司港レトロに行って焼きカレー食べたり、
食道楽にも似た全行程を終えました。

焼きカレー 佐世保バーガー

JR門司港駅

軍艦島への上陸も叶いましたし、クルマの中以外で雨に振られる事もありませんでしたし、
『いずも』の出航にも立ち会えたし、幸運に恵まれまくった旅でした。

企画と運転してくれた友人にこの場を借りて感謝申し上げます。

終わりに

望遠レンズはいいぞ。(この旅行用に買い足した)
●EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
http://cweb.canon.jp/ef/lineup/ef-m/ef-m55-200-f45-63-is-stm/

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