ゼルダの伝説 夢幻の砂時計 プロローグ

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「風のタクト」のネタバレが含まれますので、プレイ中の方はご注意ください。

ゲームを開始した直後、上画面に文章、下画面にかわいらしげな布絵っぽい一枚絵が表示され、「風のタクト」のあらすじが紹介されます。
BGMのフルートが美しい。

今からほんの少し前のお話・・・
あるところに海賊のお頭を している女の子がいました
名をテトラといいとてもきれいで おテンバな女の子でした
テトラは ゆうかんな手下たちと共に 広い海を冒険しています

あるとき テトラは立ち寄った島で 緑衣をまとう少年と出会います
そしてひょんなことから一緒に 旅をすることになったのです・・・

冒険のとちゅう行きついた遺跡で テトラは不思議な光につつまれ
見るも美しいお姫様に 姿を変えました
なんと テトラは いにしえに滅びた国
”ハイラル王国”の王女ゼルダ姫だったのです

しかし おどろいたのも つかの間 突然おそろしい魔王が現れ
ゼルダ姫は さらわれてしまいます!
魔王の狙いは 代々ハイラルの王女のもつ 聖なる力
その力を 我がものにしようと たくらんだのでした
少年はゼルダ姫を助けようと 後を追います・・・

海をわたり 山をこえ ながいながい 冒険のすえ
退魔の力を手にいれて 勇者となった少年
彼の活躍により みごと 魔王は倒され
とらわれたゼルダ姫は 助け出されたのでした

その後 新天地をもとめ ゼルダ姫と勇者は海賊として
再び旅にでたのでした

めでたし めでたし

使われているフォントも物語の本っぽくてピッタリです。
ワクワクしながら眺めます。

手下A
どうだい オイラのつくった
伝説の紙芝居
”テトラさまはゼルダ姫だった!”
よくできてるだろ?
あっ!リンク
なに寝てるんだよ!

まさかの紙芝居オチ
たぶんゲーム史上初です。これ。
というか、やってないから詳しくないが作り話なのか?

それから主人公のリンク君、初登場シーンが居眠り
紙芝居をしていた手下Aに足を向け、うつ伏せに寝てます。
恐らく最初から紙芝居を見ていなかった様子。
布絵が手作りと思うと、結構良い出来だったと思えますが・・・
「えぇ・・?(声)」と寝ぼけてリンク君が起きたところで誰かの呼び声が

???
リンクーっ!
リンクーっ!!

船の上段でテトラがキョロキョロと見渡して、リンク君を見つけると飛び降りて駆けよって来ました。

テトラ
こんなとこで
あそんでるんじゃないよ!
しっかり見張り番するんだよ!

リンク君、天を見上げてフラフラ。
シリーズ通して寝ぼすけなようです。

テトラ
まったく だらしないんだから!
魔王を倒して アタシを助けた勇者だなんて思えないね

テトラは困った顔でボヤキます。
どうやら作り話ではなくて、実話なようです。一安心。

手下B
ゼルダ姫さま~
そろそろ例の海域ですよー

テトラ
こら~!
ゼルダって呼ぶなって いってるだろ!
いままで通り テトラかアネキって呼びな
そんなことより!
ここが 幽霊船のでるって うわさの海域なんだろ?
それらしい船が見えないか しっかり探すんだ!

手下A
やっぱり やめましょうよ!
ここってたくさん船が行方不明に なってるんですよね?
絶対その幽霊船のしわざですよ~

テトラ
そうだよ ニコ
このあたりを通る船は みーんなこわーい幽霊船に
連れて行かれちゃうんだ~

手下Aはニコという名前でした。
実は風のタクトをまだプレイしていないので、このあたりは適当です。
と言う訳で、冒頭の紙芝居で激しくネタバレを食らう羽目になりました。
Wiiで時のオカリナクリアしたらプレイするつもりだったのに・・・
やるけど

ニコ
ひ~っ
おいら 幽霊は苦手だよ~

手下B
でも アネキー
前の港で聞いた話じゃぁ ここは海王って大精霊が
治めてる海だって 言うじゃないですか?
そんな精霊さまがいる海で なんで船が行方不明になっちまったりするんです?
ホントに 幽霊船がいたりして・・・

テトラ
だらしないこと 言うんじゃないよ!
だいたい幽霊船なんて いやしないんだ
どうせ どっかのあくどい海賊が 悪さをしてるに決まってるよ!
アタシが 正体あばいて
海賊にもルールってもんが あるのを教えてやるよ!
それに その海王って大精霊も本当にいるか あやしいもんだよ

ずっと目をこすっていたリンク君は突然、我にかえり、ハッと振り向きます。
既に船は霧に包まれ、怪しい雰囲気が漂い始めます。

ニコ
うわぁぁ ほらほらー
なんだか幽霊でも出そうな 雰囲気になってきましたよぉ
こんなおっかなそうなところ やめて まわり道しましょうよ!

テトラ
バカいうんじゃないよ
世界を見てまわろうってのに まわり道なんかできるか!

手下B
船だー!
アネキ・・・
前方に船・・・が見える・・・

マストの上にいる手下Bが声をあげます。
なんだ、「しっかり見張り番を」というわりには、見張りいるんじゃないか。
それとも交代制なんでしょうか。

いかにも呪われてそうなオンボロ船がすれ違い、接船します。

ニコ
ででで でたー 幽霊船ですよ!
やっぱりこの海は 呪われてるんですよー

テトラ
まったく ニコは だらしないね
なんてことない船じゃないか
でも これがウワサの幽霊船みたいだね
おもしろそうだ
中にお宝が眠ってるかもしれない!
アタシが正体をあばいてやるよ!

どうみてもなんてことなくないですが、テトラは隣接した幽霊船に乗り込み、奥へ入ります。
その時、雷が落ちると共に、テトラの悲鳴(声)が!
すくむ手下達をよそに、リンク君は海賊船からジャンプで、
既に離れつつある幽霊船のへりにしがみつきます。
片手でぶら下がり、よじ登ろうとしたものの・・・

リンク
うわあああーっ!(声)

手を滑らせたのか、海へと落ちてしまいます。
携帯機のゼルダの伝説のスタートは、嵐や魔王に襲われるなどして、リンク君が気を失って始まることが多いのですが、
今回ばかりは自分のミスです。残念。

テトラ
リンク・・・
たすけて・・・
リンク・・・

たすけて・・・リンク・・・

テトラは助けを求めながら、闇の光の中へ吸い込まれていきました。

一方その頃、幽霊船から転落し、意識を失っていたリンク君。
誰かに声を掛けられ意識を取り戻します。
目を覚ますと、そこは海岸の波打ち際でした。

???
よかった!目が覚めたのね!
動かないからもうダメなのかとおもったわ
ケガもしてないしだいじょうぶそうね
アタシは 妖精のシエラ
散歩していて 倒れているキミを見つけたんだけど
いったいどうしたの?

うつろな目から正気に戻ったリンク君は「はっ!?」と声を出して辺りを見渡します。

シエラ
え?幽霊船
仲間の女の子が その幽霊船に連れていかれちゃったの?
アナタは それを追いかけて乗っていた船とも はぐれちゃったっていうのね
でも それひょっとして 今 うわさのヤツなんじゃない?
さらわれた人は二度ともどってこないっていう話よ
幽霊船のことなら うちのじいちゃんが何か知ってるかもしれないわ
アタシも昔の記憶がなくて 気づいたらこの海辺でじいちゃんに助けられてたの
とってもやさしいから 心配しないで!
この浜をまっすぐいった家だから いらっしゃいよ!

あ・・ちゃんと歩ける?
行きたい場所をタッチペンタッチすれば歩けるわよ。

最後の最後でDSでプレイしているという現実に引き戻されましたが、
ここでオープニングは終了です。

しかし風のタクトのネタバレを食らったのが非常に惜しまれる・・・。(自業自得)
これのせいで95点です。(-5点)
あと、それゆえ名前が分からなかった手下Bと、セリフすら無かった手下Cが不憫でならない。
ちなみにストーリーに関わるセリフは基本的に全部転記するつもりですが、
冒頭の紙芝居は文がすぐに移り変わるので携帯で録画撮影しながら打ち込むという涙ぐましい無駄な努力をしています。

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