夢幻の砂時計リプレイ #010

激しくネタバレが含まれるのでプレイ中の人は注意してください。

幽霊のカギを手にいれたリンク君は、B2Fの幽霊の扉を開き、
先の階段へ進みます。
部屋に入るなり、リンク君は「ああっ!?(声)」と驚き、何かに駆け寄ります。

シエラ
 この人が テトラなの?

走り寄った先にはテトラがいました。
しかし・・・

シエラ
 どうしよう!
 石みたいになってる!

・・・とうとう間に合いませんでした。

リンク君は憔悴しきった顔でテトラの前で固まります。
そこにラインバックが入ってきました。

ラインバック
 おう おそくなってすまねぇ
 なんだか 急にヤバイ雰囲気が
 なくなったんで オレもここまでこれたぜ!
 で? 財宝は!
 財宝はあったのかよ!?

シエラ
 何バカいってんのよ!
 リンクの大事な 友達がこんなになってるのに
 財宝なんてどうでもいいのよ!!

その石像がテトラであることを知るよしがないラインバックは、
驚いてテトラに近づきます。

ラインバック
 おいおい これがお前の友達か!?
 (コンコンとテトラを叩いて)
 魂が抜けたように なっちまってるな・・・
 いったい どうなっちまってるんだ?

???
 幽霊船にフォースを 吸われたのじゃ

突然背後から答が発せられ、リンク君は「はっ!?(声)」と振り向きます。

シエラ
 あっ じいちゃん!
 どうしてここに?

やはり、そこにはシーワンが立っていました。
前回同様、シエラには「どうやってここに?」と聞いてほしかったですが、
もはやそんな状況ではありません。

シーワン
 (ゆっくり歩き寄りながら)
 ここまで たどり着くとは
 リンク そなた 本当に勇者の力を 持っているようじゃな
 こうなったら 本当のことを すべて話そう
 すでに気づいておるであろうが・・・
 ワシこそ この海をおさめる・・・
 大精霊 海王じゃ

えっ!?と衝撃の告白をされます。
全然気づかなかった・・・。
驚くカットインがなかったところをみると、どうやらリンク君とラインバックは気づいていたらしい。
なんか負けた気分

海王
 かいおう ではなく
 うみおうじゃぞ

しかも細かい

海王
 ことの起こりは 数年前・・・
 どこからともなく 突然現れた魔物におそわれたのじゃ・・・

画面が切り替わり、シーワン改め、海王はこの海域に起こったことを話し始めます。

  ヤツの名は ベラムー
  その正体は フォースを喰う恐ろしい魔物だったのじゃ
  おぬしらも 知っての通り この世界のすべてのものには
  聖なるエネルギー フォースがやどっておる
  もちろん ワシの力のみなもと 時の砂もフォースの結晶なのじゃ
  おそらくヤツは それを狙ってこの海にやってきたのじゃろう
 
  おそわれたワシはもちろん ヤツと戦った
  しかし相手はフォースを喰う魔物
  ワシの攻撃は すべて飲み込まれ 手も足も出せず とりつかれた
  そして神殿の奥底に 引きずりこまれ
  封印されて 今もフォースを吸収されつづけておるのじゃ
  
  ヤツは吸いこんだフォースを使い
  つぎつぎと強力な魔物を 生み出していった
  力・知恵の精霊は その魔物たちに封印されたが
  シエラは うまく分身して逃げられたのじゃろう
  記憶は おそらくそのときに なくなったのじゃ・・・
  
  時の砂で 生み出された魔物の中でも
  海王の神殿にいるファントムは ヤツの分身のようなものじゃ
  とてつもなく強力で 守りもかたく ほぼ無敵・・・
  それがいつも神殿を守り もはや だれにもヤツには
  近づくことが できんように なっていったのじゃ

ってシーワンが紙芝居持ってる!?
ストーリー最初の「実は紙芝居でした」ネタが、こんな一番盛り上がりそうなところで再登場。
そういえば、あの絵は手書きなのだろうか。
おもわず気を奪われそうになりましたが、海王の話の続きを聞きます。

  完全に打つ手を失ったワシは わずかに残った 少ない力を使い
  シエラと同じように この姿で分身をつくり
  メルカ島に住みついたのじゃ
  その後は 時の砂を利用して
  海王の神殿に入るための 夢幻の砂時計を生み出し
  ヤツの倒し方を探し チャンスをうかがっていたのじゃ

テトラを襲った新たなる敵、「ベラムー」。
シエラの過去、倒したボスが時の砂となる理由、ファントムの謎、夢幻の砂時計・・・
海王は話を終えました。

海王
 シエラよ 今まで黙っていて すまんかったのぅ
 力と知恵の精霊もワシの心を察し 詳しい話はしなかったのじゃ
 しかし おまえを海辺で見つけたのはまったくの偶然じゃ
 記憶も失っておったし 魔物もウロウロしておったしのぅ
 時がくるまで 黙っておくことにしたのじゃ

座って紙芝居を見ていたリンク君は立ち上がって、腰を払います。
ラインバックもリンク君の背後で、石化しているテトラにもたれ掛かります。

海王
 この海の島々は もともとフォースに 満ちておる
 (ラインバック、もたれていたテトラを倒してしまいうろたえる
 
 ヤツは それを喰らうために現れたに ちがいない
 (ラインバック、泣きそうな顔で隙を見て急いでかがむ
 
 ヤツの目的は ただ空腹を満たすため
 フォースを喰うことなのじゃ
 (ラインバック、テトラを起こして傷がないか確認
 
 幽霊船もフォースを集めるために 生み出したものじゃろう
 財宝のうわさをエサにして 幽霊船に人々を集め
 ワシから吸収したフォースだけでは満足せず
 少量といえど 人間にやどるフォースも吸収しておるのじゃ
 (ラインバック、テトラを元の位置にそっと戻す
 (リンク君、振り返る。
 (ラインバック、急いでそっぽを向く
 
 テトラどのは かなり強い力を持っておった様子・・・
 おそらく その力にひかれ
 航海中のそなた達の船の前に現れたのだろう

なかなか集中して聞けなかったが、ゼルダ姫であるテトラは、かなりのフォースをもっていたようです。
海王が”どの”をつけているのも、ゼルダ姫という事に気づいているからなのだろうか。

リンク君は悲しい顔でテトラに歩み寄り、既に石になったその手を取ります。
それを真横から見つめていたラインバックは、突然ピーンと何かに気づき、海王に駆け寄ります。

ラインバック
 ちょっと待て!
 じゃあ財宝の話は作り話かよ!!

そういえば初対面の時から、ラインバックが幽霊船を探す目的はそれでした。
先ほどの海王の話によれば「財宝」の話の発信源はベラムーですが、
ラインバックはテトラを倒してそれどころじゃなかったので恐らくまったく聞いてなかったのでしょう。
かなり激しく言い寄るラインバック。

海王
 (背を向けて)
 まあ そういうことになるのぅ

海王はすんなりと認めます。
ショックを受けたラインバックは唖然とし、空気が抜けたようにフラフラしながら、その場に崩れ落ちました。

海王
 ワシがみたところ テトラどのはまだ死んではおらん
 フォースを吸い尽くされる前に あの化けモノを倒し
 ワシの手に時の砂がもどれば 再びフォースを吹き込み
 テトラどのを もとにもどすことができよう
 
 リンクよ 風の島の北に 島がある
 そこに 住んでいるサウズという 鍛冶屋を訪ねるのじゃ
 ベラムーを倒す方法を教えてくれるだろう
 今のおぬしにしか できぬ方法をな

ラインバック
 おいおい ジョーダンじゃねぇぞ!

背を向けたまま、怒ったラインバックが会話に割って入ります。
リンク君は驚いて目を丸め、シエラはラインバックの元へ飛んでいきますが・・・

ラインバック
 オレ様は 財宝があると思ったから
 こんだけ危ない目にあっても 幽霊船を探したんだぞ!
 それなのに 財宝がないんじゃ
 こんなこと やってらんねぇぞ!

まあ、騙されてたに近いんですし、ごもっともです。

シエラ
 ちょっとアンタ
 今の話を聞いてなかったの?
 海の男なんだったら じいちゃん・・・
 海王さまを助けようって 気にはならないの?

ラインバック
 ハン! ならないね!
 もう船も出してやらないもんね

相当おカンムリの様子。
ですが海王は動じません。

海王
 ほっほっほっ
 もちろん タダでとはいわんよ
 ベラムーを 倒すのに 力をかしてくれたら・・・
 望みを なんでも1つ かなえてやるが どうじゃな?

海王は背を向けたままのラインバックに問います。
ここで最高に豪華なラインバックのテーマ挿入
痺れるっ!

ラインバック
 こら リンク!!
 なにをボサッとしてやがる!
 海王さまが たいへんおこまりで いらっしゃるんだ!
 今すぐ 出航だ!
 いくぞ!
 グズグズするな!!

セリフ一行ごとに効果音と違うアングル、ズームに強調線の演出が入り、最高に格好良いラインバック船長。
特別にアレンジされた勇壮なテーマもあいまって、もう、涙が出そうなほど格好良いです。
あまりの格好良さに、終わった後みんな数秒のあいだ固まってしまいます。

シエラ
 もう!
 ほんっとに ゲンキンなヤツなんだから!

海王
 おぬしやテトラどのを 巻き込んでしまって
 本当に すまんとおもっておる
 だが 今のおぬしの力ならば なんとかすることができる
 ワシの本体が封印されておるのは 神殿の奥底・・・
 ベラムーも一緒におるはずじゃ
 本来ならば ワシひとりで なんとかせねばならんのだが・・・
 今は ただおぬしらが たよりじゃ
 たのんだぞ リンク

リンク君は無言でうなずきます。

ラインバック
 何やってんだ リンク!!
 そのテトラって友達もつれて 早くオレ様の船に 戻るんだよ!

ラインバック船長にせかされ、場所を船内に移します。
テトラはエンジンの前に安置されていました。


 ・・・・・・・・

この沈黙は、テトラのものか、リンク君のものなのか。
複雑な気持ちになります。

ラインバック
 さぁて リンク
 何とも ぶっとびの展開だが
 口をあんぐり 開けてる場合じゃないぜ!
 ジイさんは言ってた・・・
 手がかりは サウズって
 鍛冶屋が にぎってるってな
 さっさと その鍛冶屋に会って
 ベラムーを ぶっ倒さなきゃならねえ!
 そんでもって・・・
 オレの手には まばゆいばかりの お宝が残るって寸法よ
 ・・・うわははははは!

シエラ
 フジュンすぎ・・・
 ねえ リンク
 このオジサン 置いてった方が いいんじゃない?

この時のリンク君の目が見たい。
わざわざこういった風に思わされるのは、思い切ってアニメ調なトゥイーンにしたスタッフの意地でしょう。
すばらしい。

ラインバック
 ・・・コホン
 まっ とりあえず 出発するか

シエラ
 サウズは 風の島の北にある島に住んでるのよね
 ここからなら そんなに 離れてないわ

ラインバック
 おう!
 こうしちゃいられねえ
 行くぜ・・・船出のとき!

やはりラインバック船長は格好良い。
物語は風雲急を告げ、新しい展開でテトラを助ける冒険は続きます。
リンク君たちは新たなる敵「ベラムー」を倒すため、風の島の前に訪れた鍛冶屋サウズの住む島へ。
どうでもいいけど1文字入れ変えたらウルトラマンの敵、「ベムラー」。

といった所で今回のリプレイは終了。

・・・しかしシーワンが、大精霊 海王だったとは・・・。
結構ショックでした。
物を知り過ぎて怪しかったとは言え、「すでに気づいておるであろうが」というのが不思議・・・。
何かそれを気づかせるような伏線でも張っていたのだろうか?
しかし、シーワンがねぇ・・・。

ん、”シーワン”?

そういえば”シー”は英語(Sea)で””。
そんでもって”ワン”は中国語(Wong)で””。
合わせて読むと・・・・”海王”・・!?
うそだ・・そんな・・こ、こんな単純な・・・

う、うわああぁあぁぁぁあ!!!1