昨年12月23日の話ですが、root昇格できた私の携帯P-07D。
プリインアプリを調子に乗って削除しまくっていたところ、起動不可に陥りました。
間抜けな話ですが、工場出荷維持に戻しても戻らなかったので、
復旧手順を備忘録として記載しておきます。
root昇格はgoroh_kun殿作成のセットを使って手順どおり行ってます。
https://docs.google.com/file/d/0B8LDObFOpzZqVV9tTTkzT3Q2cEk
★お約束
この手順を行ったところであなたのAndroid端末が
再起不能になっても知ったこっちゃないです。
★原因と症状
root昇格後、「Titanium Backup」を使い、
docomoのプリインアプリを根絶やしにすべく、
バックアップ取りつつバシバシ削除していたところ、
ナビゲーションバーの履歴を押すとシステムUIが異常終了する事に気づく。
root昇格前に取得した「adb backup」を適用しようとするも失敗。
factory reset実施するもAndroidキーボードを削除したためか初期設定が異常終了。
壁紙だけ表示される状態に。
以後再起動すると起動中の「ふたを閉じて下さい」画面で停止。
設定画面からUSBデバッグを有効にしていなかったため、
adb deviceでも認識しない状態。
→adb shellが使えない
★Factory Reset手順
この操作を行うと/data配下のすべての情報が削除されます。
なお、root化に伴い発生した不具合は/system領域を書き換えているため、
この操作だけでは復旧しません。(私も勘違いしていたのですが。)
1.電源ボタン+音量ボタン2つを長押しして起動
以下のようなRecovery Modeで起動すればOK。
ドロイド君がぶっ倒れています。
2.「wipe data/factory reset」を選択
メニューが10個くらいに分岐し、1つだけ
「Yes — Delete all user data」になります。
これを選ぶと次のメニューに進みます。
3.パスワード「4355518276」を入力し、「END」選択
何故か非公開のパスワードを要求されますが、計算した凄い方がいますので、
ありがたく使わせていただきます。
「4355518276」です。若干大変ですが、がんばって入力します。
何をどうやって計算したのだろう・・・。
4.Factory Reset完了
/data配下のデータが消え、工場出荷時の状態に戻ります。
前述しましたが戻るのは/dataだけなので、
プリインアプリが入った/systemなんかは戻りません。
★復旧手順
factory reset後の壁紙だけ表示された状態で上から下にスワイプすると、
スパナ(設定)アイコンがあることに気づく→設定からUSBデバッグ有効化。
→shellが使える\(^^)/
1.root昇格
2./tmp/xsh作成
3.「蓋を閉めて」で以下のコマンドを投入
Wi-Fi有効化すると、画面が進んで設定画面へ移行できる
$ am start -a android.intent.action.MAIN -n com.android.settings/.wifi.WifiSettings
$ input keyevent 66$ su –
#
4.Titanium BackupのgzファイルをUnix等で解凍
リネーム(日時を排除)
5./system領域 再マウント
# mount -o remount,rw /system /system
書き込み可能な状態にするため、再マウントします。
6./system/app権限変更
# chmod 777 /system/app
7./system/appにリネームしたapkとodexをadb push
例) > adb push com.android.email.apk /system/app
8.アップロードしたファイルにchownで所有者変更を行う
例)# chown root.root /system/app/com.android.email.apk
9.再起動
> adb reboot
★結論というか教訓というか
・長ったらしく書いてるが、Titanium Backupを手動で戻しただけ。
・プリインアプリは消すな。ケチらず「Titanium Backup Pro」で凍結。
・Androidキーボードは入力インターフェースの最後の砦。消すな。
・docomoアプリ凍結して根絶やしにしたらP-07Dの電池持ちすぎてワロタ(体感3倍)
・rootで遊びたいならXperiaか日本メーカー以外の端末で。
★引用元
コマンドラインからWiFiをオンオフする – kinneko@転職先募集中の日記
http://d.hatena.ne.jp/kinneko/20121011/p1