「ふぁみみみっでぃ」導入レポート

この記事は約4分で読めます。

ゲーム音楽を演奏していると、ファミコン音源で演奏したくなったりするものですが、
世の中にはトンでもない事を成し遂げてしまう方がいらっしゃるもので、
改造でそれを実現しちゃった方がいらっしゃいます。

【ふぁみみみっでぃ】ファミコンをMIDI音源にしてみた【8ポリ】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23404886

す・・・すげえ・・・

動画とそのタイトルご覧頂くだけで全貌が分かりますが、
要するに、この「ふぁみみみっでぃ」は、カセット部からMIDI信号を入力して、
MIDI音源としてファミコン実機の音を鳴らしてしまうというシロモノなのです。

作者の”へけけくん”さんがコミケ等で頒布されているものなのですが、
今回とても親切な方のご協力を賜り、大阪住まいの私も入手する事が出来ました。
(コミケだけではなく、色々なところで頒布されているそうです。)

ふぁみみみっでぃ
IMG_0988

ふぁみみみっでぃ基板での頒布となります。
ロムからMIDIケーブルが飛び出ていますね。

ああ、最初に書き忘れた。
今回はコレをファミコンカセットに格納しようとするエントリです。
不器用を極めし者たるワタシが。
あと動作確認。

1.ふぁみみみっでぃのケースとなるファミカセの選定

ふぁみみみっでぃ犠牲ケースになるファミカセを選びます。

フツーのカセットなら基本的になんでも良いはずです。
たまたまその辺にDQ2がありました。

▼生け贄
IMG_1005
拘るならスケルトンの「沙羅曼蛇」ってところでしょうか。

 

2.殻割り

いよいよメインの殻割り。

ご存知の通り、ファミコンカセットの内部は何重ものツメでロックされており、
下手にこじ開けるとツメが割れてしまいます。
ですが、ワタシはファミコン世代ではない為、電池交換をしたことがありませんので、
殻割りスキルゼロです。
悲しいかな、ゆとり世代に片足突っ込んでいるだけはあります。

で、また世の中には凄い人がいらっしゃるもので、、

ファミコンソフトを簡単に分解する方法
https://www.youtube.com/watch?v=x6y3P25QL9k

動画で公開してくれるなんてなんていい人なんだ・・・。

・端子部を少し広げてマイナスドライバーを差し込んで広げる
・その逆
・上部の穴にマイナスドライバーを差し込んで広げる
・その逆

これらのステップを踏むことで簡単に開ける事ができます。

▼ファミコンカセット解体
IMG_1003
いやいや、ワタシで出来るんだから凄いよこの手順。
一つのツメ折れも起こしていません。
ちょっと嬉しくなったのでしばらく眺めます。

3.ふぁみみみっでぃ格納

ふぁみみみっでぃの基板をファミコンカセットに格納します。

ファミカセの表ラベルを伏せ、「BACK」の面を、ファミカセの凸部分にはめる感じで・・・。
なんとファミカセの上部には既に穴が空いている為、
新たに穴を開ける事無く、ここからMIDIケーブルを出すことが出来ます!
・・・なんで穴があいてるのでしょうね?
IMG_1008

後は動画の通り、上側から再びくっつけるだけ・・・
のはずなのですが、不器用なワタシは何故か大苦戦したのでした。

4.完成

完成です!

こうして、ふぁみみみっでぃをお迎えすることが出来ました。
IMG_1009
カッコイイ!

5.動作確認

いよいよファミコンにふぁみみみっでぃを挿入し、動作確認です!

・・・が、ウチのファミコンはAV改造されてないので仕方なく互換機(FCX2)で。

今回、EWIからMIDI接続した結果、普通に動いた
EWIの奏法もバッチリ音量やピッチベンドで表現されています。

※何故かYAMAHAのキーボード「NP-11」では
キーOFFが効いていないような挙動になりました。

試しにどっかのブラウザゲーの戦闘曲を吹いてみました。
ヘタクソすぎるので、これでふぁみみみっでぃの評価が下がらないかだけが心配です。

今後行いたい検証としては、G2MV2を使って笛の音をファミコン音源に変換・・・などです。
出来るのか・・・?

出来た

タイトルとURLをコピーしました