ティアーモ黒陶 ダブルオカリナ購入

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毎年、この日になると「自分への誕生日プレゼント(笑)」とかいう、
一体全体誰も得しねぇ行為をするのですが(ああ、お店は得するか)
今年は『ティアーモ黒陶 ダブルオカリナ』を発注してしまいました。
去年は電子キーボード、一昨年はショルキーとここ数年は楽器が続いています。

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通販してもらったお店はヤマハミュージックリテイリング 名古屋店の楽器売り場。
今日び珍しい電話での通販でしたが、
その場でカード決済まで進められたので
非常にスピーディでした。

で、その価格なのですが、なんと税込63,000円
現在メインで使っているナイトの「フィオレットSF」が約28,000円、
現在あんまり使ってないナイトの「フィオレットAF」が約32,000円、
なのですから、私の中でダントツ過去最高額のオカリナです。絶対に割りたくない。
というかオカリナだけで約12万円に昇る投資(注1)!ひええー!

注1:
フィオレットSFとかは約6年前(2007年)に買ってバリバリ現役なので、
オカリナ自体は決してお金の掛かる楽器ではなく、
丈夫で何年でも使うことが出来る楽器です。
しかもほぼメンテナンスフリー。
むしろメーカーによっては3万円程度で最高級品が手に入るという
極めてローコストな楽器に分類されます。
多分。

で、どのあたりがダブルかと言いますと、『2本のオカリナが1本にくっついてる
というあたりです。
あ、あとそれに合わせて吹き口もダブルになっています。
一瞬「考えた人・・・天才じゃないの?」って思うかも知れませんが、
いえいえ、この発想の背景にはオカリナ奏者の、とある悩みがあるのです。(注2)

注2:私個人の感想です。

その悩みとはズバリ

音域が狭い

ピアノやその他の楽器とは異なり、一オクターブ半くらいしかありません。
運指や鍛錬によって倍音を駆使し、設計された最高音以上の高音を出すことも出来ますが、
所詮はサポートされておらず、一歩間違えれば音を思いっきり外しますので
倍音の実戦投入は困難です。するけど。
また、最低音については音量も小さくなり、聞こえづらかったりして
事実上使えない音になったりします。使うけど。

そのため、

1.オカリナ音域に収まる範囲に移調する
2.オクターブを上げ下げして対応する
3.音域の異なるアルト/ソプラノを多数並べて、都度持ち替える
4.諦める

などの対応を演奏の度に迫られるのです。

そのため「ゼルダの伝説 時のオカリナ」であらゆる曲を
一本のオカリナ(しかも標準的な12穴より全然少ない9穴)で
吹いてしまうリンク君は、類まれなる天才オカリニスト
もしくは時のオカリナが神器レベルなのです。
投げても水に浸かっても全く壊れないし、一体どうなってんだ?

ちなみに私は1をほぼ無意識でやるようになってしまってます。
とっても便利そうなのですが、逆にどれが正しい(本来の)キーか分からなくなるため、
カラオケに合わせたり、合奏した際に初めて吹けない音域であることが分かり、
そこで慌てて2の奏法をすることになります。

オカリナとお付き合いする以上、切っても切れないこの悩みを
ダブルオカリナは解決してくれるわけです。
そりゃあ、ちょっと惹かれます。

だが実際買うとなると話は別。
このキテレツ過ぎる楽器を上手いこと操れるか。
ついにダブルオカリナに手を出すようになったという勝手な思い上がりと、
果たして聞くに耐える演奏が出来るのか、
ワクワクと不安が混じった妙な誕生日となりました。

実戦投入したらまたレポートしたいものです。

ちなみにちょっと吹いてみましたが、とてもとても一筋縄ではいかなさそう。

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